2021年2月24日
ども慶太です。
Twitterを見ていると色々な方がいます。
そんな僕も色々な方の一人。
よくギャンブル依存症の方には底付きの経験をさせて、そこから好転するという話しを聞きます。
どん底まで落ちてしまえば、あとは這い上がるだけ。
そんな簡単な事でしょうか?
僕も底付きを何度か経験していますが、本当に底付きの経験は必要なのでしょうか?
底付きを体験したら、生きるか。死ぬかまで追い込まれると思います。
ネットで検索を掛けると看護師さんのコラムで経験させた方がいい。なんてよく書いてありましたが、僕の経験的には、生きていられる自信があるような性格なら体験するのは有り。
メンタルが弱いなら、経験しないほうがいいと思う。
それくらいの出来事でした。
底付きは高い高い壁にぶつかる

私の底付きはかなり高い壁でした。
お金の問題。妻との問題。義理の両親との問題。
私の作った借金のせいで、義理の両親とは疎遠になっています。
それは、この底付きの時に言われた一言
『こんな危ない所に娘と孫を置いておくわけにはいかない』
今でも度々フラッシュバックします。
自分で蒔いた種で、自分がいけないのは百も承知してます。
ただ、底付きしている時に言われたこの一言はあまりに大きかった。
メンタルがやられたし、毎日死のうと思ってました。
こんな危ない所って。。。
人殺しのように言われましたね。
今思うと、この悲しい体験がどん底で、ここから変わりたい!!って思うことが本当の底付き体験なんだと思う。
一般的には、お金が無くなって金策どうしよう??みたいなイメージがありますが、実際にはお金では解決できない更に深い傷を負っています。
仕事にも行きたくなくなる。

その日を境に仕事にも行きたくなくなり、家事も育児も全くやらなかった時期があります。
『無気力。』
この一言で片付けてしまえば簡単ですが、借金して仕事を休んで、家事も育児もやらない夫。
そんな旦那なんかいらなくね?
この世から1日も早く消えて無くなりたかった。
ある日突然海に行って、数日帰らなくて行方不明で捜索願を出された事もありました。
本当にこんな夫はいらないね。
生きてるだけでお金が掛かってマイナスな要素でしかない。
当然仕事も休みがちになり、上司に言われ心療内科をようやく受診。
うつ病だと思っていたのですが、恐らくアスペルガー症候群であろう。
色々と診断で何度か足を運ばないといけなかったのですが、もう生きる意味を無くしていたので結局疑いで診断までは出てません。
だけど、色々と調べるとアスペルガー症候群は金銭管理が苦手だったり、ギャンブルにハマりやすい傾向にもあるようです。
多少吃音もあるので、間違いはないと思うのですが、別に今でもなんとも思っていなかったりもしてます。
どのタイミングから人生を諦め無くなったのか?

私の人生のターニングポイントは今でも覚えてますが、子供と二人で行った水族館です。
本当は水族館に行った帰りに子供だけ家に置いて、自分は死ぬつもりでした。
だけど、子供から言われた片言の言葉で魔法が全て溶けた気がしたんです。
私:『お父さんはこの世から居なくなってもいいかい??』
子供:『嫌だ。』
今でもハッキリと覚えてます。
多分子供は言葉の意味を理解はしていないと思うのですが、涙を浮かべながらハッキリと目と目を見ながら伝えてくれました。
これが私にとってのキッカケです。
ハッとして急に我に返った。漫画やドラマでよくあるようなあのシーン。
現実世界で体験してます。
それからこんな父親ではダメだ。
もしいつか子供が同じような立場になってしまった時には、必ず救い出さないといけない!
急に沸々と生きる力が湧いてきたのを覚えてます。
それから、仕事、育児は今まで以上に出来るようになりましたが、家事だけは出来なくて、この事から2年経ってようやく出来るようになって来ました。
お金の問題は両親に肩代わりしてもらった。

この時にお金がどうしても工面出来なくて、両親に少し借りました。
両親は怒るわけでもなく、普通に貸してくれました。
こんな事があってもギャンブル依存症である私のとった行動は、借りたお金でFXしました。
もう糞です。
お金さえあれば、また幸せな生活に戻れると勝手に思っていたのです。
もちろん、まともな精神でないのですぐ溶かし、今度は兄、弟を頼ってお金を借りてます。
ここがお金でのターニングポイント。
兄も弟も笑顔で貸してくれました。
なんならこれ位あげるよ?レベルでした。
弟に借りたのが何故かめちゃくちゃ悔しくて、その日を境にギャンブルを本気で辞めようと決心。
今まではいつかギャンブルで返せる!!って心の何処かで思っていた部分もあります。
ようやくここで辞める為の行動を起こしました。
具体的には、
公営ギャンブル(競艇、ボートレース)依存症を克服した方法
【借金地獄】人生どん底から這い上がる為にした1つの事。
この辺を参考にしてみてください。
ギャンブル依存症の底付き体験は必要か?
改めて思いますが、ギャンブルの底付き体験はもう2度としたくないです。
あの二つの出来事がキッカケでまた元気になりつつありますが、死と隣あわせです。
回復の為の底付きは、否定も肯定も出来ない。
結論は『人による』だと思う。
実は話しにあまり出て来なかった妻が一番心配してくれてました。
あの時受けた恩をこれから全員に返していくつもり!!
誰か一人でも底付きする前に気づいて欲しいです。
今ある幸せ、数えてみたら結構たくさんあるんじゃない??
不快な思いをされたら申し訳ございません。